2024年5月、突如SNSで巻き起こった「デカ女」ブーム。その象徴として注目を集めたのが、身長182cmを誇るモデル兼コスプレイヤーのミシャさんだ。北海道・札幌を拠点に、圧倒的なスタイルと表現力で世界中のSNSを席巻した彼女だが、そこに至るまでには「普通のスカートだとワカメちゃんになる」ほどのサイズ感との闘いや、札幌のメイドカフェでの激務、そして東京でのバズ体験など、波乱に満ちた日々があった。

彼女はなぜ「デカ女」としてバズることができたのか。そして、今後どんな未来を描いているのか。今回はその裏側を深掘りし、北海道から発信される唯一無二の“高身長クリエイター”の実像に迫る。

■【コーデの苦悩】――「普通のスカートだとお尻が出る」高身長のリアル

小学生で母親の身長を追い越し、身長はついに182cmへ。高身長ゆえに、国内女性向けブランドのサイズすら合わなくなったという。雑誌に載っていた「高身長向け＝178cmまで対応」の表記に「そんなに高い人いないでしょ」と思っていたが、気付けばその上限をも突破。

その後はメンズ服やカナダでの買い物に活路を見出すも、苦労は続く。股下が長く、普通のスカート1枚では「ワカメちゃん状態」になるため、2枚重ねで対応。「ファッションを楽しみたくても、選択肢が狭すぎた」と語る彼女の悩みは、同じ境遇の人にとって大きな共感を呼んでいる。

■【激務のメイド時代】――2ヶ月で札幌店の店長に！過労の推しを救った行動力

憧れだったメイドカフェ勤務。高校・専門学校時代は制約で叶わなかったが、推しのメイドが店長になったことで手伝いからスタート。すると、なんと入店2ヶ月で札幌新店の店長に就任。社員不在、オーナーは東京在住の中で、現場をほぼ3人で回す“無法地帯”状態に。

100万円超の現金が無造作に置かれていたり、ロッカーも誰でも開けられるなど、信じられない運営状況。それでも彼女は「やるなら本気で」とSNS施策にも挑戦。TikTokで毎日投稿を続け、バズを狙って奮闘した。

■【TikTokで覚醒】――谷間も下着も壁ドンも！世界に刺さった“2mの存在感”

当時の目標は「100万再生」。試行錯誤の末にたどり着いたのが、身長差を活かした「壁ドン動画」。小柄なメイドに壁ドンするその姿は、言語の壁を超えて世界中で拡散され、一気にバズの波に乗った。

1本伸びるたびにフォロワーが1万人単位で増加。「カップルだと思われて応援された」というコメントも殺到。以降は“デカ女”として認知され、SNSで確固たる地位を築いていった。

■【コスプレで再ブレイク】――札幌→東京で“初音ミク旋風”3時間半の列

メイドカフェを辞めた直後、初音ミクのコスプレで札幌イベントに参加。話題となり、その勢いで東京イベントへ。すると会場で即席撮影会が始まり、なんと列が3時間半も途切れなかった。

ここで「私、コスプレ向いてるかも」と確信。以来、長身を活かしたキャラ表現でファンを魅了し続けている。グラビア、TikTok、YouTubeへと活動の幅も広げつつある。

■【“高身長クリエイター”としての未来】――「私もやっていいんだ」と思わせたい存在に

誹謗中傷も少なく、AIのフィルターで嫌なコメントも見えにくくなってきた今、ミシャさんはポジティブなエネルギーでSNSを駆け抜ける。

将来的にはグラビアやYouTubeなどでさらに活躍したいと語りつつも、「私のように高身長に悩んでいる子たちに、“やっていいんだ”って思ってもらえるようになりたい」と願う。自らを“高身長クリエイター”と名乗り、その存在が誰かの背中を押す――そんな未来を札幌から発信し続けている。

■【補足情報】

・ミシャさんの身長は182cm。ブーツを履くと2m超え。
・TikTokでは100万再生超を連発。
・Instagramでは初音ミクなどのコスプレも披露し、国内外から注目。
・札幌のメイドカフェで最短2ヶ月で店長に抜擢された異色の経歴。

■【ネットの声】

「札幌にこんなすごい人いたのか…！」
「身長で悩んでたけど、ミシャさん見て勇気出た」
「メイド時代の話がリアルで泣ける」
「TikTokの壁ドン動画見てからファンになった」
「コスプレ、まじで似合いすぎ」
「高身長女子の希望の星！」

【まとめ】
北海道・札幌を拠点に活躍する“デカ女”インフルエンサー・ミシャさん。身長というコンプレックスを武器に変え、SNS時代を象徴する存在となった彼女は、バズの裏にある努力と行動力で唯一無二のキャリアを築いてきた。

ただの話題性ではなく、確かなビジョンと信念を持って活動を続ける彼女の存在は、同じような悩みを持つ人々にとって希望の光だ。札幌から全国、そして世界へ。ミシャという存在はこれからも“高身長であること”の価値を広げ続ける。

【出典】
文春オンライン／インタビュー記事より（©釜谷洋史）
https://bunshun.jp/articles/-/71473
「スカートを穿くとお尻が出ちゃう」「パンツも入らない」身長182センチの“美脚すぎる”高身長モデルが語る、日常生活の苦労と“デカ女ブーム”への想い | 文春オンライン