中島歩、37歳で再ブレイク!その経歴を見ると、実は「遅咲き」ではなく、長い助走期間だった
■ 要点
中島歩の魅力は「突然売れたこと」ではない/13年間、テレビだけに頼らず舞台・映画・ドラマを積み重ねてきた経験が、現在の独特な演技につながっている
「Tシャツが乾くまで」で注目を集めている中島歩。
一見すると、最近急に現れた俳優のようにも見える。
しかし、実際のキャリアは2013年の俳優デビューから13年。
むしろ今回のブレイクは、
「遅咲き」というより「積み重ねがようやく見つかった」
と考えた方が面白い。
■ 中島歩の経歴がちょっと変わっている
中島歩は日本大学藝術学部文芸学科を卒業。
しかも中学・高校の国語教員免許を取得している。
大学時代には落語研究会にも所属。
その後モデル活動を経て、25歳で美輪明宏が演出・主演した舞台『黒蜥蜴』のオーディションに合格し、俳優の道へ進んだ。
つまり、最初から、
「俳優一本でスターを目指していた人」
という経歴ではない。
文学、教師、落語、モデル、舞台。
一見バラバラに見える経験が、現在の「何を考えているのか分からない独特の存在感」に繋がっているようにも見える。
■ ここが面白い──「遅咲き」は本当に遅いのか?
芸能界では、20代前半でブレイクすると「若手スター」。
30代後半でブレイクすると「遅咲き」。
でも、この分類は少し乱暴だ。
中島歩の場合、25歳でデビュー。
2014年には朝ドラ『花子とアン』。
2015年には映画『グッド・ストライプス』で主演し、賞も受賞している。
つまり、ずっと無名だったわけではない。
ただ、「大ブレイク」という分かりやすい結果が出るまでに時間がかかった。
■ 構造批評──芸能界は「突然売れた人」に見せたがる
ここが芸能界の面白いところだ。
何年も活動していた俳優がブレイクすると、
「突如ブレイク!」
「今、最も注目される俳優!」
と紹介される。
でも、その「突然」の裏には何年もの下積みがある。
中島歩もその一人だ。
舞台、映画、朝ドラ、ドラマと経験を重ねてきたからこそ、現在の独特な間や空気感がある。
岡田准一から「次来るでしょ!」と評価されていたという話も、現在の注目が完全な偶然ではなかったことを感じさせる。
■ ちょっと辛口で言えば……
芸能界は、
「若くてキラキラしている人」
ばかりが注目されがちだ。
だから37歳でブレイクすると「遅咲き」と呼ばれる。
でも、人間の魅力まで年齢で区切る必要があるのか。
むしろ俳優の場合、人生経験が増えたからこそ出せる「味」もある。
若い俳優には若い俳優の魅力がある。
そして30代、40代には、
「若さでは作れない違和感」
がある。
中島歩の魅力は、まさにそこなのかもしれない。
■ 筆者見解
中島歩を見ていると、「売れるまでの時間」にも意味があると思えてくる。
教員免許を取り、落語を経験し、モデルを経て、舞台で美輪明宏から直接指導を受ける。
普通なら遠回りに見える。
しかし俳優になってみれば、それら全部が引き出しになる。
だから中島歩の「つかみどころのなさ」は、単なる個性ではなく、
これまで歩いてきた人生そのものが演技に滲み出ている。
■ まとめ
その歩みを振り返れば「遅かった」というより、舞台、映画、ドラマなどで経験を積み続けてきた結果とも言える。
そして今、その独特な存在感が時代にハマり始めた。
売れるタイミングは、自分では選べない。
だからこそ、長く続けた人間にしか出せない魅力がある。
中島歩は、その象徴的な俳優になりつつあるのかもしれない。
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