■ 要点
日本人YouTuberのガミックスが、ATEEZのサンをまねた動画で“つり目”のジェスチャーを行い炎上。本人は「自虐的なユーモア」と説明し、その後謝罪した。
韓国アイドルの真似で目を吊り上げ…物議を醸したジェスチャー(Xで拡散されている画像)女性自身
ガミックスは、ATEEZのサンが披露したダンスをまねた動画を投稿。
その中で両手で目尻を横に引っ張るジェスチャーを見せた。
この表現は東アジア人の外見を嘲笑する差別表現として認識されており、海外を含むネット上で批判が拡大。動画は削除された。
その後、ガミックスは「自分自身もアジア人」であり、「自虐的なユーモア」として使ったと説明。
8月24日には、サンやATEEZ、ファン、韓国コミュニティに向けて謝罪した。
■ ネットの声
ネットではかなり厳しい反応が広がった。
・同じアジア人なのになぜやるのか
・自虐なら何をやってもいいわけではない
・日本人として恥ずかしい
・海外に発信するなら表現を考えるべき
一方で、
・本人が自分をネタにするなら自由では
・悪意がなかったならそこまで叩く必要があるのか
という冷静な意見もある。
問題は、「本人に悪意があったか」だけでは終わらないことだ。
■ 「自虐だから」はどこまで通用する?
ここが今回の核心だ。
自分自身をネタにする「自虐」は、日本の笑いでは珍しくない。
容姿、体型、失敗、出身地などを自分でいじって笑いに変える。
だからガミックス本人が「自分もアジア人だから、自分自身を笑いにした」と考えたこと自体は理解できる。
しかし、ネットは日本国内だけではない。
今回の動画は海外にも拡散され、問題のジェスチャーが持つ意味も違う。
「自分は差別するつもりがなかった」ことと、「差別的に受け取られない」ことは別なのだ。
■ 世界に発信するなら「ノリ」だけでは通じない
ガミックスはW杯をきっかけに海外でも知られる存在となり、登録者数は112万人と報じられている。
ここまで発信力が大きくなれば、「日本のノリでした」では済まない。
特に今回は、特定の相手をまねる動画の中で問題のジェスチャーを加えている。
「自虐」という意図だけでなく、見る側がどう受け取るのかまで考える責任が生まれている。
■ 筆者見解
「自虐だから悪意はない」という説明は、本人の意図を理解する材料にはなる。
ただ、それだけで問題が消えるわけではない。
世界に発信するなら、自分の中では笑いでも、相手には侮辱として届く表現があることを知っておく必要がある。
今回の件は、ガミックス個人を徹底的に叩くより、クリエイターが「自分の感覚」と「世界の受け止め方」の違いを学ぶ機会と見るべきだと思う。
■ ここは厳しく言いたい
「自虐だから大丈夫」は、発信者側の都合だ。
100人が笑うと思っても、1人を傷つける表現なら、それを世界に発信する必要が本当にあるのか。
しかも今は、一度投稿したものは削除しても拡散され続ける。
バズを狙うなら、バズった後まで責任を持て。
■ まとめ
今回の問題は、「差別する意図があったのか」だけでは判断できない。
自虐のつもりでも、歴史的・社会的に差別表現として受け取られているジェスチャーなら、批判される可能性は十分にある。
ただし、批判と人格攻撃も別問題だ。
発信者には表現への責任を。見る側には冷静さを。
その両方が必要だろう。
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